2004年6月6日 2004 Japanシリーズ XC 第4戦 in長野県 富士見パノラマ
タイヤ:F/R/IRC スティンゴ 1.95
Air.P:F,R/2.0BAR
コースコンディション:ヘビーマッド
順位:12位
周回数:7周
コースは去年までのものをベースに、選手を苦しめる方向に変更されていた。見える範囲で折り返し、上ったばかりの場所のすぐ横を下るようなセクションが2箇所加えられた感じだ。どちらもインナーに入るような勾配で負荷が大きい。去年渋滞したスタートしてすぐのシングルが無くなったのは良い変更だが、他は評判が悪いもよう。
当日は雨の予報なので、それを踏まえてタイヤを考えながらインスペする。去年も雨で大変な泥だったので新兵器、スティンゴも視野に入れる。雨が弱ければシラク、強ければスティンゴ初体験。コースがハードなのでインスペも程々に撤収、撤退、爆睡。
朝起きると空模様は曇り。このままもってくれたりしないかなぁ、と期待せずに祈りつつ、会場へ。そしてついた瞬間から雨!!結構雨足が激しい感じだ。ギリギリまで迷ったが、エキパーの選手の汚れ具合から……、というより決め手はスティンゴのデータが欲しい!ということでスティンゴに履き替えてアップ→ステージング。
スタートすると前にすき間があいたので、出てみたらなかなか前の方にいけた。最初からガンガンいっている所が見たい!という要望?が多いので今日は応えられそうかな、ということで、周りが落ち着いてきたところで隙を見つけてあげていく。一桁に何とか食いつこうとするパックに仲間入りし、しばらく走る。かなりきついが周りの選手の動きもきつそうなので、それを励みに5周目くらいまで走る。と、このあたりで4人パックのうちの2人が後ろからスパートをかけてきた選手にくっついてペースアップ。便乗する余力は無くおいていかれる。
それにしてもスティンゴは“スティンゴじゃなくても走れる路面”における抵抗が大きすぎる。久々にマッド専用!というタイヤを履いたが、こんなに重かったかと、特にバックストレートのあたりで痛感する。そのワリにマッド路面で意外と神経質な動きをする。確かに、泥詰りでタイヤが回らなくなるという現象の起こる気配は無いが、グリップする最もおいしいコンディションの範囲は狭いもよう。今後このタイヤの使用を決断する日は少なそうだ。シラクがわかりやすくて使いやすいタイヤだっただけに少し残念。
ラストの周回の上りで残りの一人にもアタックをかけられ、少し離される。下りで挽回!ということで2輪ドリ全開で追い上げる、とその方は崖に転落されました。さようなら、そしてありがとう、そして12位完走です。